2014年7月4日金曜日

PTA提訴される!熊本PTA裁判-その1-

朝日新聞Digital 2014年7月3日
http://www.asahi.com/articles/ASG726600G72TLVB00N.html


熊本日日新聞 2014年7月3日 朝刊

(2014/07/11に原本をスキャンして差し替えました)


によると、

熊本市の男性が小学校PTAを相手取り、会費返還と慰謝料などの支払いを求める訴訟を起こした。7月2日に男性が記者会見を開いて明らかにした。

訴状によると、
 *男性の子どもは2009年に転入。
 *PTAから任意団体だとか何の説明も、契約書も同意書もなく、
   強制的に入会&会費を徴収された。
 *2012年に退会届を出したが、「会則の配布をもって入会の了承としている」などとして
  退会届を受理されず、精神的な被害を被った
 *PTAと話し合ったが、平行線だった
としている

PTA会長は
 「入会や会費納入を強制した覚えはない。PTAの冊子で、任意団体という説明もしてある」としており、争う方針。

だそうだ。

信頼できそうなツイートによれば、記者会見で
  • 2年前に退会届を出すも回答は「退会はお子様の転出か卒業。入学時にPTAの冊子を受け取った以上、お子様在籍中は退会できないことになります」だった

という原告男性の説明があったらしい。

◆まず、感じたのが、退会届を受理しなかったことと、その理由が上記の事実なら、
 「不実の告知」は明らかで、それでも会費を徴収していたとすれば、詐欺か窃盗か強盗の類だろう。法律というのはこの辺りがややこいのだが・・・
◆次に、このような事態になるまで、PTAのT役員やT会員は何をしていたんだろう?
  傍観者?それとも加害者? 


後日、追記する。(2014July05)


◆PTAの冊子を受け取ったら入会、そして退会はできない・・・って「送りつけ商法」だな。

=>任意団体「俺様会」。 会則。年会費5千円。

  この↑一行を読んだ者は永久会員となる!
  では、払ってちょうだい(^^)/
  永久会員です。死んでも退会はできません!

  まるで、不幸の手紙だ(*_*;

◆PTA側は争う方針のようだ。
 (ここでは、PTA会長や役員の個人的な事項については書かない。)

 ・冊子には何が書いてあるのかが、現時点では不明なので、事実関係はわからない
 ・入会申込書や入会同意書はないようだ。
 ・例えば、「子供を公立に通わせるのであればPTAは当然会員となるもの」などという口頭による説明などをしていたとすれば、事実を誤認させる一因になったということでPTA側にはマイナス点になるだろう。
  それを会長が言ってなかったとしても、副会長や他の会員が原告に対して発言していたとしても、原告にすれば団体を訴える材料になる。
  それらが口頭での発言であった場合に、証拠として提出できるような記録を残しているかどうかということが懸念されるが、ブログへのコメント欄に残していてくれれば、証拠能力としては十分だ。

 ・同様に、退会できませんと言った言われたということが、文書で残っているかどうか
 ・証拠書類がどの程度あるのかがわからない。


◆今後、PTAを提訴するかもしれない・・・ その準備、心構え

 については、気が向けば、別の日にまとめてみるかもしれない。


裁判ってのは、キムタクのドラマのように、自分が信じていることが採用され、自分が応援している側が必ず勝利するわけではない。

どうみても社会一般的に絶対に〇〇側の主張が正しい!!!と思えることでも、法律を縫い合わせるとヘンテコリンな判決になることがある。そんなこともあり、裁判員制度なんてのができたのかもしれない。

ボクの感覚だが、裁判ってのも一種の勝負事だ。法的に正しいとか正しくないとかで争っていはいるけど、有利な判決を導き出すためには物理的ではないにしろ、殴り合いのケンカ的なことをやっているわけで、ラッキーパンチや隠し玉なんてのがあるやもしれない。
特に甲乙間の争いは、よほど単純な裁判でない限り、判決が100対0になることは期待しないほうがいいと思う。

いずれにせよ、熊本への関心は高い。続報があれば、記事にしたい。


2 件のコメント:

  1. こんにちは。いつも愛読させていただいております。興味深い内容なのでシェアさせていただきました!

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    1. TTさん 愛読と聞くと赤面してしまいます(^^; 
      強制・自動加入+退会できません!という団体ってのは
      恐ろしい団体ですね(*_*)

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