2014年7月31日木曜日

PTA入会の意思確認は必要:杵築市教育委員会

PTA入会の意思確認は必要!
 校長は適正な入会手続きを行うよう申し入れを!
  教育委員会が校長に文書で依頼!


先日、拙ブログにコメントを頂いたTTさんのブログに当たり前だが画期的と思える教育委員会からの通達文が掲載された。出典はこちらhttp://blog.goo.ne.jp/ihoupta/e/4814cf7887d3dd459569e2d9652d94d0


  • PTAは全ての児童生徒の為に活動しているのだから、児童生徒の入学をもってその保護者は自動的に会員になるのだ! それでいいのだ!
複数回にわたる文科省からのPTAは任意加入の団体でっせという通達を無視して進められてきたPTA利権保護活動?の得手勝手な論理は上記のようなものが多かったのではないだろうか。

そんな違法PTAに洗脳されていると、他人様のブログに匿名でわざわざ頓珍漢なコメントを書き込んだりするようになるのかもしれない。
  • 子供を公立に通わせるのであればPTAは当然会員となるもの。会員になる段階で魅力があろうがなかろうが関係ありません。 


平成26年7月14日付けで、杵築市教育委員会 教育長から 各園・小・中学校長に対して文書依頼が出された。

その表題は「PTAへの入会の意思確認及び個人情報の提供について(依頼)」

教育長から校長への依頼内容を抜粋する
  • PTAは、任意団体でありますので、入会については、本人にその意志があるかどうか確認する必要があります。
  • これまで入会の意思確認を行っていなかったPTAには、適正な入会手続きを行うよう申し入れ等をお願いします。

  • PTAは、学校と緊密な協力関係があるものの、学校とは別の組織でありますので、個人情報の保護に関する法律上は、PTAへの個人情報の提供に関しては、第三者提供にあたると解されます。
  • 学校がPTAに対して児童生徒やその保護者の個人情報を提供する場合は、あらかじめ第三者提供に係る本人の同意が必要となります。
  • 今後、PTAに対し、個人情報の第三者提供を行う場合には、本人の同意を得るようお願いします。
 ◆評価すべきことは、教委が
 ・入会の意思確認を行っていなかったのは適正でない と判じていること
 ・その上で適正な手続きをしてもらえよと学校長に指示していること
 ・個人情報については法律に則り、本人の同意を得よと指示していること

◆違法PTAとの決別宣言 であってほしいと願う。

◆斜め目線で見てみると・・・
 ・「これまで入会の意思確認を行っていなかった」のは学校ではなくPTAだ!
 ・適正な入会手続きを行うよう各学校が襟を正せ!ではなくPTAに申し入れよ!
 ・つまり、悪いのはPTAで、学校(教委)じゃないよってこと。
 ・個人情報がなければ会員名簿もつくれないし、集金もできない。
  学校が個人情報を無断提供してきたから強制・自動・全員入会方式が成立していたはず。
 

って思うのだが、適正にしましょうという杵築市教育委員会の姿勢は評価したい!
素晴らしい教育長だと思う。


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2014年7月30日水曜日

読後感想<PTAをけっこうラクにたのしくする本>-その2-


読後感想
<PTAをけっこうラクにたのしくする本>大塚玲子著 を読んだ(^^)

この本の特徴の一つと感じるのは、前後左右、東西南北、様々な角度からの意見を幅広く掲載しているところだと思う。場合によっては、ある事項に関して肯定的な意見が出たかと思うと、直ぐさま否定的な見解や事例が登場する(^^;

そんなことを感じながらも、これは良いなぁと感じたことは、「先生から見たPTA活動」P138-P139だ。この視点が活字になって並ぶのはマレだと思う。

A先生のコメントから抜粋
「広報とか、ベルマーク活動とか、私は正直、「やらなくてもいいんじゃないかな」って思います。

B先生のコメントから抜粋
「やらなくてもいいのに」って思うこと(活動)がいろいろあります。精選できないんでうかね?
「先生もPTA活動に参加して」っていう声もありますけど、申し訳ないけど、私たちもそこまでキャパシティないです。

C先生のコメントから抜粋
「PTAには、学校というものがもっている”ある種の権力”を見張るような役割もあるのでは?

F校長
学校の本音ですか? そりゃ、「PTAはお金だけ出して、あとは黙っててほしい」

-*-*-*-*-*-

先生も十人十色。能力面からもピンキリ。人間性からみても千差万別だ。
一般かどうか知らないが、親は子どもに「先生の言うことをよく聞きなさい」という。
そうして育てられたら、先生は偉いって感じの先入観?が植え付けられる。
しかし、先生、教頭、校長の中には、盗撮、売春、横領などで新聞沙汰になっていることもある。

話しを横道から戻そう。

  • 今の時代に紙媒体の広報は、まったくの時代錯誤=ガーラさんのブログじゃないが「ガラパゴス」としか言いようがない。ブログに綴れば、印刷と配布の手間暇と紙代&インク代が節約できるし、何より、物理的に集合(会議)しなくても可能だろう。ネットに接続できないご家庭にだけ、ブログを印刷して配布すればいいんじゃないの。
  • ベルマーク:やりたい人だけやればいい。ボランティアでも費用対効果は考える。ベルマークは時間コストに対しての効果が薄い。そんな時間あるなら子どもの宿題をみてあげるほうが子どものためになる。何より、ベルマークを集めて、分けて、貼って・・・という行為がPTA本来の目的=先生と親が互いに高め合うことに何もつながらない。教委によってはベルマークからの寄付を受け取らない=>PTA本来の目的に使ってくださいというところもある。
  • PTAは活動を精選できない? そうなんです。できないんです。毎年役員が代わって、とりあへず前例を踏襲し始めたら、もう翌年への引継。一人一役なら、それで免罪符が手に入るわけで、PTAとおさらばできるわけですから。改善するパワーを使うだけ損なんです。
  • 先生はPTA活動を基本的にできないはずです。職務専念義務がありますから、学校にいる時は、全力で職務にあたらないといけないのです。PTAという任意団体の任意の活動=遊んでいてはいけないのです。
  • PTAは学校の下請けではありません。C先生のコメントには脱帽ですが、それはPTAという任意団体でなくとも、保護者の集まりでできます。会費も不要ですし、連合会に上納金を納めなくてもできますよね。
  • F校長の本音は、全国の校長のホンネでしょう。PTA=カネ。

PTA本来の活動は、子どもの喜ぶイベントを開催したり、学校の備品を充実させることでもなく、事故からは守れない「旗振り」をしたりではないですよね。本来の活動と公務員の職務専念義務との兼ねあいはどうなるんでしょう。

先生方のPTA会費ってどうやって徴収されているんだろう。天引き?
子どもが小学校に通う先生は、子どもの学校のPTAの会費と勤務する学校のPTAの会費と、両方払っているのだろうか? 夫婦で教師って場合はどうなんだろう?

いたしかたなくPTA会費払ってるけど、先生方のホンネは、「PTAなんていらないと声に出しては言えない」って感じなんだろうな。

2014年7月29日火曜日

「子供のために・・・」ウソでしょ?-あるP連の実態-

学校ごとに組織されているPTAから、PTA連合会(以下、P連という)に「分担金」とか「負担金」と称して会費の一部が支払われている。それは「子どものため」だということではない!というお話があったので、引用する。

その出典はこちら
http://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=549112955194042&id=100002860281997

気になった点を適宜筆者が要約&/or抜粋する。
  • 交通費は格安チケットがある時代なのに定価精算。「だいたいほぼ半分の現金が役員にはお小遣いとして懐に入る仕組みでした」
  • にもかかわらず、「去年は全国の上納金を値上げしたんだよ」
  • 「口からは「子供のために・・・」ウソでしょ?」
  • 「おかしくないかい? 「子供のため・・・」その言葉がむなしいよ。」
  • 「こんな全国高等学校PTAに上納して、子供の教育現場良化されるのでしょうか?」
  • 長崎県立長崎西高等学校PTA会長
    九州地区高等学校PTA連合会会長
    全国高等学校PTA理事 栗林宏光

まぁ、抜粋なので、疑問に思われる方々は是非、全文にあたってみてほしい。

P連の実態は恐らく、全国で同じような感じだろう。このブログの初期にも書いたが、北海道の某P連では保険収益が年5千万円以上あったらしいし、天下り10人以上に給料を支払っているらしいし、それらの原資はもともと「子どものため」と思ってしららった各学校のPTA会員===保護者の汗水たらした浄財なんだと思うのだが。

ボクは、この実態を知ったことが、PTAという組織に疑問を感じた一つのきっかけでもあった。
滋賀県だけでなく、長崎や九州という場所でも、同様の???なことがまかり通っている実態があるようだ。

PTAは「子どものために・・・ウソでしょ?!」

文科省、県教委、市教委、校長、教頭・・・
多くの教育行政関係者はこんな実態はご存じなんです。
知っていて、改善してこなかったのです。
そして、今も、改善していないのです。

各市教委や学校で
  • 個人情報は任意団体には閲覧もさせることはできません
  • 諸法に従って、任意団体は入会時の説明をし、入会申込書などから個人情報を得てください
  • 任意団体の会費は学校の諸経費とは別に、独自で集めて下さい
  • PTAのT会員は、職務専念義務があるので、職務中に任意団体の活動はできません
  • PTA会員保護者の子どもと非会員保護者の子どもを区別することは「差別」ですので、学校としては、そのような活動には協力できません。
  • PTA役員の選任や活動に、学校内で「仕事は理由になりまへんで」とか「私もやってきたら貴様もやれ」とか「病気なら診断書もってこいや」とか「こちらの指定した日時に出てきて公衆の面前で説明しろや」などなど・・・学校内でパワハラやセクハラもどきの行為は止めてね!そんな団体は学校から出て行ってね(^^)

ってな感じで、教委や学校が対応したら全ての問題とは言わないけれど、多くのPTA問題が解決すると思う。学校内で活動するなら法律や公序良俗を守れよ!って校長が言うだけで、くじ引き会長やでもしか役員は従うと思う。

それをしないのは・・・
 ・校長は天下りポストへの影響を考えている???
 ・教頭試験の審査官はP連役員ってホント???
 ・PTAは無償労働力でおいしい(^^)!!!
 ・PTAって子どものためでなくって、校長や教委のために都合のいい女の集まりじゃない?!

ってことなんではないだろうか・・・考え過ぎか?!








2014年7月22日火曜日

読後感想<PTAをけっこうラクにたのしくする本>-その1-

読後感想
<PTAをけっこうラクにたのしくする本>大塚玲子著 を読んだ(^^)



ネットでお見受けするHNの方々もコメントを寄せておられた。

さて、最も印象深かった事項をいくつか備忘録しておく。
P55 しげちゃんさん のコメント

◆要約◆

 うちの子どもの小学校はPTAがないですが、不便に感じたことはないです。

◆コメント全文は次のとおり。

-*-*-

うちの子どもの小学校はPTAがないですが、各クラスごとに学級委員を2名と、地域ごとに通学路の安全に関する仕事をする校外委員さんを決めています。PTAがあるのとどう違うのか私にはわかりませんが、いまのところ、不便に感じたことはないです。

-*-*-

◆感想◆
 PTAのない学校がある。そして、何も不便はないとのこと。
 むしろ、PTAがあるほうが何かと不便になってやしないかと感じる今日この頃(^^)


◆◆その他にも、P188から木村草太氏(憲法学者)の一文が掲載されている必読だ
今後、この章からの出典も多くなるのではないか。


◆◆◆出版された時期が4年に1度のサッカーワールドカップ本大会開催時期とダブってしまったのが残念だったかもしれない。

筆者や編集関係の皆さんには申し訳ないが、いくらこの本を読んでもPTAを楽しくやっていきたいとは思えなかった。サッカーW杯の各国の選手が死力を尽くして闘う姿や劇的なゴールシーンなどには遙かに及ばないのがPTA活動というものだということを改めて感じることができた。

そもそも、上記のコメントにあるように、PTAのない学校だってある。PTAなんて存在しなくても子どもたちに何の影響もない。むしろ、お母さんやお父さんと過ごす時間が増えて、子どものためになるかもしれない。何より、PTAに悩まされているお母さんやお父さんが減って社会のためかもしれない。

多くの方々に取材をされ、前後左右、東西南北、様々な角度からPTAを捉えることができるという点では良書と言って良いかもしれない。

読後感想のその2につづく 。


2014年7月11日金曜日

PTA裁判について素朴な疑問

先日公立小学校のPTAが訴えられるという民事事件が起こったことは書いた。
そこで、素朴な疑問を感じたので、忘れないうちに書き留めたい。


  1. 裁判費用(原告):原告は個人なので、訴訟費用、弁護士の費用など全て自腹だろう。
  2. 裁判費用(被告):裁判の被告がPTAの場合。PTAは権利能力なき社団のうち、財産処分に関する代表者の定めがない団体なので、会費返還訴訟や団体に対する損害賠償請求の場合は、代表者ではなく団体が被告になるようだ。 その場合、裁判費用はPTAという任意団体の会計から支出されるのが正当な支出となるのだと思う。
  3. ここでいくつかの疑問が生じる。
  • 被告裁判費用:文書作成費用、切手代、印紙代が必要になるだろうか、それらは一般的な経費に計上して良いのだろうか。勘定科目は消耗品費、通信費、租税公課と分ける?
  • 弁護士に相談する費用や、代理人を依頼する場合の弁護士費用は、予算の中にはないので、別途、予備費からの支出とすることでよいのかどうか。本来であれば、補正予算案を上程し、臨時総会決議かそれに準ずる議決機関の承認を得なければならないはずだ。いったい、被告PTAはどのような会計処理をするのだろうか。興味関心が湧く。
  • 訴状への対応;新聞によれば、PTA会長は争う方針だそうだが、任意団体PTAの議決権は一人一票で、PTA会長も会務を総理する役割でしかないことから、訴状への対応を個人的に決めることはできない。基本的に会員の合議制によって運営されるのが任意団体なので、訴状に対してどのように対応するのかは総会やそれに準ずる機関の議決が必要となるはずだ。PTA会長の「争う」という姿勢はどのような議決に基づくものなのだろうか。PTA会長の独断?臨時総会の議決に基づく会員からの全権委任?
  • 会員への報告はどうなっているのだろうか。PTAが訴えられたということは、全会員が被告となったことと同義だ。任意団体PTAの会員の権利は「平等」だと会則に規定されているはずだ。会長や役員は全会員に報告や説明する義務があり、会員には知る権利がある。訴状は会員全員へ開示されているのだろうか。少なくとも、概要だけでも報告されていないとおかしいと思う。その辺りの「会員への対応」はどうなっているのだろうか。
  • PTA会長は争うという姿勢を(新聞で)表明しているので、原告からの「訴状」に対する「答弁書」や「準備書面」を裁判所に提出すると思われるが、それらの内容はPTA会長個人が勝手に書いて良いのだろうか。任意団体PTAの議決権は会員一人につき一票で、PTA会長も一票しかない。基本的には総会やそれに準ずる機関に、答弁書の内容を開示して承認を得る必要がある。何事も会長個人や役員個人の好き勝手にできないのが任意団体だ。総会で一任決議を得るにしても途中経過を含めて、逐一報告する義務は残るはずだ。どうしているのだろう。
  • 訴状には、原告が「ああ言われた」「こう言われた」ということも書いてあるのだろうか。だとすれば、そのような事実があったかどうかを、会長自身の発言なら個人的に「あったなかった」を表明できるが、他の役員や会員が言ったかどうかを調査しないといけない。そのようなことがあったのか、調査をしたのか。
さらに先走って、会費を返還することになった場合の会計処理は、本年度分は収入の部を減らせば事足りるかもしれない。しかし、過去の会費を返還する場合は、どのような会計処理になるのだろうか。加えて、損害賠償を1円以上払うこととなった場合は、どのような会計処理をすればいいのだろうか。 => 勘定科目は「雑損」-「損害賠償金」でいいのだろうか。
 
さらに妄想を広げると、損害を出した責任の所在はだれにあるのかによって、こんどは 別のPTA(現役)会員から「損害を出した責任者個人あるいは複数人」への損害賠償請求訴訟が起こる可能性も感じる。
簡単に言えば、「会長や役員がちゃんと法的に正しい説明や常識的な対応をしていれば、訴えられることはなかった。訴えられて損害賠償を支払ったのは、役員の個人的な不適切な判断や対応ミスによるものだ。したがって、PTA本会計から支払った裁判に係わる費用や損害賠償額を弁償せよ」ってことにならないか。役員の経営責任みたいなやつだ。

会員は「子どものために」と思えばこそ、会費を支払っているわけであって、その会費が裁判費用に消えてしまったなら「子どものため」にはならないよね。まぁ、P連に何十年にもわたって、何万円何十万円と払っている気前のよい団体なので、裁判費用ぐらい誰も問題視しないかもしれないけど。

このほかにも、どうなんだろう?って感じたことを、後日、追記するかも。
後日2014/07/17、一部加筆修正。




2014年7月4日金曜日

PTA提訴される!熊本PTA裁判-その1-

朝日新聞Digital 2014年7月3日
http://www.asahi.com/articles/ASG726600G72TLVB00N.html


熊本日日新聞 2014年7月3日 朝刊

(2014/07/11に原本をスキャンして差し替えました)


によると、

熊本市の男性が小学校PTAを相手取り、会費返還と慰謝料などの支払いを求める訴訟を起こした。7月2日に男性が記者会見を開いて明らかにした。

訴状によると、
 *男性の子どもは2009年に転入。
 *PTAから任意団体だとか何の説明も、契約書も同意書もなく、
   強制的に入会&会費を徴収された。
 *2012年に退会届を出したが、「会則の配布をもって入会の了承としている」などとして
  退会届を受理されず、精神的な被害を被った
 *PTAと話し合ったが、平行線だった
としている

PTA会長は
 「入会や会費納入を強制した覚えはない。PTAの冊子で、任意団体という説明もしてある」としており、争う方針。

だそうだ。

信頼できそうなツイートによれば、記者会見で
  • 2年前に退会届を出すも回答は「退会はお子様の転出か卒業。入学時にPTAの冊子を受け取った以上、お子様在籍中は退会できないことになります」だった

という原告男性の説明があったらしい。

◆まず、感じたのが、退会届を受理しなかったことと、その理由が上記の事実なら、
 「不実の告知」は明らかで、それでも会費を徴収していたとすれば、詐欺か窃盗か強盗の類だろう。法律というのはこの辺りがややこいのだが・・・
◆次に、このような事態になるまで、PTAのT役員やT会員は何をしていたんだろう?
  傍観者?それとも加害者? 


後日、追記する。(2014July05)


◆PTAの冊子を受け取ったら入会、そして退会はできない・・・って「送りつけ商法」だな。

=>任意団体「俺様会」。 会則。年会費5千円。

  この↑一行を読んだ者は永久会員となる!
  では、払ってちょうだい(^^)/
  永久会員です。死んでも退会はできません!

  まるで、不幸の手紙だ(*_*;

◆PTA側は争う方針のようだ。
 (ここでは、PTA会長や役員の個人的な事項については書かない。)

 ・冊子には何が書いてあるのかが、現時点では不明なので、事実関係はわからない
 ・入会申込書や入会同意書はないようだ。
 ・例えば、「子供を公立に通わせるのであればPTAは当然会員となるもの」などという口頭による説明などをしていたとすれば、事実を誤認させる一因になったということでPTA側にはマイナス点になるだろう。
  それを会長が言ってなかったとしても、副会長や他の会員が原告に対して発言していたとしても、原告にすれば団体を訴える材料になる。
  それらが口頭での発言であった場合に、証拠として提出できるような記録を残しているかどうかということが懸念されるが、ブログへのコメント欄に残していてくれれば、証拠能力としては十分だ。

 ・同様に、退会できませんと言った言われたということが、文書で残っているかどうか
 ・証拠書類がどの程度あるのかがわからない。


◆今後、PTAを提訴するかもしれない・・・ その準備、心構え

 については、気が向けば、別の日にまとめてみるかもしれない。


裁判ってのは、キムタクのドラマのように、自分が信じていることが採用され、自分が応援している側が必ず勝利するわけではない。

どうみても社会一般的に絶対に〇〇側の主張が正しい!!!と思えることでも、法律を縫い合わせるとヘンテコリンな判決になることがある。そんなこともあり、裁判員制度なんてのができたのかもしれない。

ボクの感覚だが、裁判ってのも一種の勝負事だ。法的に正しいとか正しくないとかで争っていはいるけど、有利な判決を導き出すためには物理的ではないにしろ、殴り合いのケンカ的なことをやっているわけで、ラッキーパンチや隠し玉なんてのがあるやもしれない。
特に甲乙間の争いは、よほど単純な裁判でない限り、判決が100対0になることは期待しないほうがいいと思う。

いずれにせよ、熊本への関心は高い。続報があれば、記事にしたい。


2014年7月3日木曜日

読売新聞滋賀版2014年6月27日より

読売新聞朝刊に「PTA 意外と楽しい?!」という記事が載った。
2014年6月27日、文末に(生田ちひろ)とあり、この記事の文責・記者さんだと思わる。
 
書き出しが面白い。「子どもが小学校に入ると、一度は当たる、かもしれないPTA役員。」
この「当たる」というのは、宝くじがあたるの「当たる」って感じなのか、罰があたるの「当たる」なのか、その両方か、はたまた別の意味かと考えさせられた。本文を読めば、PTA役員が宝くじなのか罰ゲームなのかがわかるであろう・・・思わず本文を読んでみたくなる!そんな書き出しで絶妙ではないか!漫才で言えば「つかみ」はバッチリだ(^^)  
 
 
 http://3.bp.blogspot.com/-R1lyuVb1Vc0/U7OUhYYyiGI/AAAAAAAAABo/WM3-4nHw-T4/s1600/YOMIURI20140627_L.jpg
画像をクリックすると大きな画像が現れるかも。
 
 
 さて、この記事からいくつかのことを考えさせられたので、備忘録方々、書いておこう。
まず、PTAに関する新聞や雑誌の記事を読む時に忘れてはならないのが「分析軸」を持って読むことだと、最近そう思っている。では、どのような分析軸が良いのかってことになるが、そんなこと考えるのが面倒なので、手っ取り早くN-PTA Web本部からカテゴリー分けを拝借してくる(^^;
一部筆者が追記した。
 
  1. 違憲、違法、不法行為などの法令違反
  2. 団体の内規や慣習などへの違和感、不思議、理不尽、おかしい
  3. 対人関係や感情論。役員や会員から「あぁ言われた、こう言われた」
  4. 活動内容への疑問。そんな活動必要?子どものため?
  5. 会費の使徒への疑問。そんなことにそんなに(金)使うの?
本文は以下のようにはじまった。
  「---なぜ本部役員に?」
  「立候補がなかったので、有無を言わせずくじ引きで。」
 
記者さんは気にもとめなかったのか、あえて記事にしなかったのかわからないが、幾つかの疑問符が付かないだろうか? カテゴリー(1)(2)ご参照。
  • 誰が有無を言わせなかったのか?
  • くじを引いたのは、当たればやっても良いという希望者だけか?
  • それとも、やりたくないという人にも有無を言わせなかったのか?
一般企業にお勤めの方なら特に、公務員でも少しは、頻繁にパートに出ている方ならちょっとは、わかると思うのだが、一般社会ではコンプライアンスが年々厳しくなってきていて、ちょっとした法令違反で会社が傾いたって話しは珍しくない。また、職場ではパワハラやセクハラには敏感になってきている。 
 PTAの現場には、パワハラやセクハラといった概念が非常に薄いようだ。
 
さて、読み進めると、不思議な感覚に囚われたり、大きな疑問符が頭の中を駆け巡るコメントなどにもであったが、熊本でPTAが訴えられたというニュースが飛び込んできたこともあり、手短にまとめておく。
 
インタビューを受けた本部役員さんは、PTA活動(会議等)が女子会みたいで楽しいとか、学校に来る回数が増えてよいこともある・・・というコメントも残しながら、「一年限りだから頑張れる」(来年は役員はしない)ってな感じみたいだった。
 
結局、「PTA意外と楽しい?!」という見出しに対して、
 =>翌年も継続して役員をやるほど楽しかったり有意義だったりはしない
という本音が聞こえてくる記事で、たいへん良く書けていたと感じた。
 
そして、ちょっとした心配?もある。
このインタビューを受けていた役員(ママ)さんは、次年度役員を決める時に・・・
立候補がなかった場合は、有無を言わさずクジを引かせる側に立つのだろうか???
 
 
さて、次の記事は ついにPTAが訴えられた! の予定です。