2014年5月4日日曜日

ポイント制のゴールは苦役免除?

NHKのエヂュカチオという番組でPTA関係の番組があった。
2014年5月3日の深夜過ぎに録画で見た。

まだ、番組初頭の段階しか見ていないが、PTAのポイント制についてのお話があった。
画面にはこのように表示されいた。

「PTA役員が続出!!そのわけは??

合計4ポイント以上
役員免除!!
下の子が入学しても役員が免除される」


夜も更けたので、これ以上見る気もなくなったこともあるが、書いておきたい衝動にかられた。

*そもそもPTAの目的はP(保護者)とT(教職員)が自己研鑽をして、その成果を全ての子どもたちに還元することではなかったのか。

*番組冒頭しか観てないが、先の画面表示ではPTAに保護者が係る目的は「役員免除権利の獲得」=「利権獲得」であって、そこに「全ての子どもたちのため」という目的は雲散霧消しているように感じた。

*その得点を際立たせるBIGなオマケは「下の子が入学しても役員が免除される」ってことも表示されていた。

*再確認をしたいのだが、「子どものため」を思ってPTA活動をすることが、「近未来の、子どもためのPTA活動をしなくてもよい権利を得られる」ということになる・・・ということになる。

◆PTA役員のなり手がいない、誰もやりたがらない
===>ポイント制を導入
===>ポイントを獲得すれば、役員免除権利を付与する

これって、「子どものため?」
単に、保護者の役員逃れのためじゃないの?????!!!!!


◆ボランティア団体でも、全くの初心者ボランティア君に重役を任せるわけにはいかない。
 まずは、簡単な活動からしてもらって、徐々に責任ある活動をしてもらうってことをしている。そのような「下積み」というかl、末端の様々な事例を体験してのちに、「役員」「リーダー」などという重責を任せることができる。

◆会社や行政組織でも、新入会員や役員未経験者がいきなり「会長(トップ)」になることはない。
 T会員で例えれば、新卒教員がいきなり「教育委員会の最高責任者」になることはない。
 民間企業で例えれば、20代や30代の新入社員が、いきなり数百人の長になることはない。

◆ところが、ことPTAに関してはは、そんな社会常識が通用しない。
 何より、役員のなり手がいないので、未経験者の誰でもいいから引き受けてくれる人を探すとか、ポイントの低い人(経験の少ない人)から選ぶとかが為されている。

◆そんな制度の紹介をしている番組の、アナウンサーやコメンテーターは、それなりに業界で経験を積んだ人ばかりだ。


おかしいと、感じないだろうか。


◆◆◆PTA役員ポイント制の目標は「役員免除」の免罪符利権の獲得であって、子どものためではなく、組織のためにもならないとおもわれる。組織のためになるのは、役員と名の付く人が多くなることであって、その役員素人集団が組織運営を上手くできるはずがないことは、経験ポイントが少ないことが就任条件だから、明らかだ。


まことに、目的から外れた制度だと感じた。

ご反論のある皆様は各自ブログでの意見表明を期待したい。
(ブログ等のURLの書き込みを歓迎します。)


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