2013年3月6日水曜日

交通安全協会とPTA-警察界と教育界-


滋賀県公安委員会から運転免許証の更新を知らせる通知が来た。これだけは絶対行かないと!運転免許証がないと生活も仕事もできないといっていいくらい不便になる。都会に住んでいる人が羨ましいのは公共交通機関が充実しているところだ。滋賀県は県のど真ん中に大きな大きな「水たまり」があって、車がなければ、不便極まりない。

運転免許更新といえば、忘れもしないのが「交通安全協会」だ。

若かりし頃、免許更新に「運転免許センター」に行くと、制服の人がいて運転免許証を出してこちらに並んでくださいって案内され、窓口での順番が回ってくると、必要書類をチェックされ、印紙代5,500円とか言われて、印紙を買って、写真撮影を終えて、眠たい講習を受けて、新しい免許をもらって帰ってくるという儀式を終える。晴れて免許更新だ(^^)

そんな儀式の中に、実は払わなくてもいいお金が入っていたと報道で聞いた時は

「 警察に騙された! 

と思った!窓口で支払ったお金の中に「交通安全協会」というところに払う会費が含まれていたのだ。この交通安全協会への加入は、個人の任意であるにもかかわらず、説明もされずに全員が払わされていた。(PTAとそっくりじゃネ?)

その背後にあるストーリーを聞くと今でも腹が立つ!。wikiから抜粋する。

(免許更新時に)「全く説明なく協会費を加算した金額を告げ集金したりという詐欺まがいの集金方法が長年にわたって敢行されてきた。

兵庫県交通安全協会のある年度の場合の支出2900万の内訳。 給与:1480万円、福利厚生、退職金:420万円 すなわち、70%が交通安全協会の職員、天下り役員他の給与であった。 「交通安全のため」「子供たちを交通事故から守るため」などを謳いながら、事業費、すなわち「交通安全」という本来の目的に使われたのは、740万円、全体の20%に過ぎない。」

「警察官で加入している人はいません。なぜなら、(交通安全にとって、また加入者にとって)何の意味もないことを知っているからです」

(TBS系テレビ報道番組より)
出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%AE%89%E5%85%A8%E5%8D%94%E4%BC%9A

ボクは報道に接して以来、交通安全協会に「協力」したことはない。今回の免許更新時にも「協力」する気はない。

でも、ボクは、少しは交通安全に協力しているし、警察にも協力しているつもりだ。事故の多い交差点は警察に電話して信号機を付けてよ!って何回か通報したし、数年前のことだが、ランチの帰りに目の前でバイクが車に跳ね飛ばされたのを目撃した。すぐに車を止めて、救急車を呼んだし、昼からの仕事はそっちのけで、跳ね飛ばされた方の意識があるかどうか確認したり、もうすぐ救急車がきますからね!って励ましたり、交通渋滞になってしまうので、近くの人を呼んで、交通整理をしてもらったりとかした。
できる協力はしてきたつもりだし、これからも警察には協力するが、警察利権に流す金はない。

今回の免許更新に行ってきたが、免許センターでは、「交通安全協会は、子どもたちの交通安全のために・・・云々」という殺し文句を使っての説明も聞いた。「安全協会にご協力いただける方は5番から8番の窓口へ!今回ご協力いただけない方は2番~4番の窓口へ!」ってな感じで、案内がなされていた。
必要書類を記入する、選挙の時の区切られた机みたいなところには、「任意ですが、交通安全協会にご協力ください」と「任意ですが」と大きく書いてあった。

警察は襟を正したというところだろう。さて、教育界は?と見ると・・・PTA利権5,800万円!

各学校で「子供たちのために」と純粋な気持ちでPTA活動をしているお母さんやお父さんたちは、PTAにどのように入会し、そして、どのような団体に上納金を払っていて、そして、それがどのように使われているのか説明を受けられたのだろうか。(ボクには知るよしもない)。

ボクは、残念なことながら、交通安全協会へ天下っている人たちの給料を払えるほど高給取りではない。また、PTA利権にボクの財布からお支払できるお金の余裕などない。

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