備忘録として書いておく。
平成25年3月某日、県内某所で、ある現役議員さんとお話しをした。
県議とも市議とも書かないでおく。PTA利権から距離のありそうな議員さんと書いておく。
PTAについて深く考えたことがなかったというご様子だったので、ボクの知る一通りのことをお話しした。
・PTAは入退会自由な任意団体であること
・ところが、入学をもって全員入会とされていること
・これは、大津法務局人権擁護課が人権問題の範疇だと断じていること
・末端会員は子どものためと頑張っている人が多いが、
出来ない人は奉仕を強制され涙を流していること
・そんな末端とは対照的に、上部団体では保険利権などがあること
PTA利権・保険収益5,800万円が札幌市議により暴露されたこと
などをお話しした。
議員さんというのは、今まで国会議員を含めて複数人と話したことがあるが、このようなお話しをしたらほとんどの場合「なるほど、なるほど」と聞き役になる。下手に発言すると、後々、ややこしくなってしまうのを恐れるからだ。
と思っているので、ボクは、議員さんから何かを引き出すことはせず、議員さんが調べることができる情報を並べるようにした。感情的なお話しは極力避けるようにしたつもりだ。
議員さんが反応したのは、
・札幌市議会で質疑応答があったこと
・それがYouTubeで見ることが出来ること
・教委とPTAはずぶずぶの関係と札幌市議が言っていたと話したら
「その通り!」ってうなずいていた
あの議員さんが、すぐさま何かのアクションを起こすことを期待していない。議員さんも事実の確認が必要だから。それには時間がかかるだろう。
それとも利権構造に負けてしまうかもしれない。そんな役立たずは、次回選挙で落としてしまおう!
地元民のネットワーク&クチコミは田舎議員の首ぐらい飛ばすことはできるって先輩が言っていた(^^; ボクにはそんな力はないが、県内各所の飲み屋で囁くことは得意技だ(^^)
PTAは任意加入、入退会自由の任意団体。ところが、新入学説明会ではPTAに関する資料も説明もなかった。各人への文書による意思確認をせず入学をもって全員入会と見なし会費を引き落とすのは、法務省人権擁護局より「人権問題に該当する」との結論も得たし、そんなPTAは憲法学者の木村草太氏いわくの「違法PTA」だ。PTA利権は嫌だなと思う、ある父親の備忘録。PTA非会員。N-PTA会員。
2013年3月22日金曜日
2013年3月6日水曜日
交通安全協会とPTA-警察界と教育界-
滋賀県公安委員会から運転免許証の更新を知らせる通知が来た。これだけは絶対行かないと!運転免許証がないと生活も仕事もできないといっていいくらい不便になる。都会に住んでいる人が羨ましいのは公共交通機関が充実しているところだ。滋賀県は県のど真ん中に大きな大きな「水たまり」があって、車がなければ、不便極まりない。
運転免許更新といえば、忘れもしないのが「交通安全協会」だ。
若かりし頃、免許更新に「運転免許センター」に行くと、制服の人がいて運転免許証を出してこちらに並んでくださいって案内され、窓口での順番が回ってくると、必要書類をチェックされ、印紙代5,500円とか言われて、印紙を買って、写真撮影を終えて、眠たい講習を受けて、新しい免許をもらって帰ってくるという儀式を終える。晴れて免許更新だ(^^)
そんな儀式の中に、実は払わなくてもいいお金が入っていたと報道で聞いた時は
「 警察に騙された! 」
と思った!窓口で支払ったお金の中に「交通安全協会」というところに払う会費が含まれていたのだ。この交通安全協会への加入は、個人の任意であるにもかかわらず、説明もされずに全員が払わされていた。(PTAとそっくりじゃネ?)
その背後にあるストーリーを聞くと今でも腹が立つ!。wikiから抜粋する。
(免許更新時に)「全く説明なく協会費を加算した金額を告げ集金したりという詐欺まがいの集金方法が長年にわたって敢行されてきた。
兵庫県交通安全協会のある年度の場合の支出2900万の内訳。 給与:1480万円、福利厚生、退職金:420万円 すなわち、70%が交通安全協会の職員、天下り役員他の給与であった。 「交通安全のため」「子供たちを交通事故から守るため」などを謳いながら、事業費、すなわち「交通安全」という本来の目的に使われたのは、740万円、全体の20%に過ぎない。」
「警察官で加入している人はいません。なぜなら、(交通安全にとって、また加入者にとって)何の意味もないことを知っているからです」
(TBS系テレビ報道番組より)
出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E9%80%9A%E5%AE%89%E5%85%A8%E5%8D%94%E4%BC%9A
ボクは報道に接して以来、交通安全協会に「協力」したことはない。今回の免許更新時にも「協力」する気はない。
でも、ボクは、少しは交通安全に協力しているし、警察にも協力しているつもりだ。事故の多い交差点は警察に電話して信号機を付けてよ!って何回か通報したし、数年前のことだが、ランチの帰りに目の前でバイクが車に跳ね飛ばされたのを目撃した。すぐに車を止めて、救急車を呼んだし、昼からの仕事はそっちのけで、跳ね飛ばされた方の意識があるかどうか確認したり、もうすぐ救急車がきますからね!って励ましたり、交通渋滞になってしまうので、近くの人を呼んで、交通整理をしてもらったりとかした。
できる協力はしてきたつもりだし、これからも警察には協力するが、警察利権に流す金はない。
今回の免許更新に行ってきたが、免許センターでは、「交通安全協会は、子どもたちの交通安全のために・・・云々」という殺し文句を使っての説明も聞いた。「安全協会にご協力いただける方は5番から8番の窓口へ!今回ご協力いただけない方は2番~4番の窓口へ!」ってな感じで、案内がなされていた。
必要書類を記入する、選挙の時の区切られた机みたいなところには、「任意ですが、交通安全協会にご協力ください」と「任意ですが」と大きく書いてあった。
警察は襟を正したというところだろう。さて、教育界は?と見ると・・・PTA利権5,800万円!
各学校で「子供たちのために」と純粋な気持ちでPTA活動をしているお母さんやお父さんたちは、PTAにどのように入会し、そして、どのような団体に上納金を払っていて、そして、それがどのように使われているのか説明を受けられたのだろうか。(ボクには知るよしもない)。
ボクは、残念なことながら、交通安全協会へ天下っている人たちの給料を払えるほど高給取りではない。また、PTA利権にボクの財布からお支払できるお金の余裕などない。
2013年3月4日月曜日
要望書に対する学校からの回答-方向性は良好-
滋賀県大津市立某小学校の新入学説明会があった。「入学のしおり」と題した冊子に「口座自動引落」についてのページがあり、給食費4,000円、PTA会費、印刷費、学級費、積立金を引き落とすと書いてあった。
給食費については、校長名で出された別紙があり、給食法に基づき・・・と説明がったが、その他の項目については何ら説明がなかった。
特にPTAに関しては、単に金銭問題だけに止まらず、入退会自由な任意加入の団体であるという説明もなく、本人の意思確認もなく、会費引落の承諾もとらず、学校に提出する「口座引落の書類」であるにもかかわらず、任意団体の会費を自動的に合算で徴収されるという、人権問題の累積のような事態と考えられ、先の要望書となった。既述記事はこちら学校に要望書を提出(後編) 。
学校長に直接校長室で手渡した時に、弊要望事項(1)~(7)については、「ごもっとも」「常識的な」と仰ってた校長より、正式にどのような返事がくるのか少々心配でもあった。
要望書提出後、約1週間後の2月26日午後6時前後に私の携帯に校長より連絡があった。
(敬称略、挨拶等の会話は割愛)
「(要望書の内容を)PTAの役員さんとも話したが、ご要望の内容はごもっともで、役員さんも本来的な方向でやっていこうと話している。また、新役員さんとも話さないといけない。
PTA会費だけでなく、他の費用についても説明がなかったというのはその通りで、それらについても説明文書を作るが、全てのことはご要望の2月28日までに間に合わない。」
という内容だった。ボクは、
・校長はPTAの顧問か参与でもあることから、PTAに関することを発信する前には、常識的な根回しみたいなことが必要であることは理解できる。
・しかし、重ねて申しあげるが、ボクは、学校が配布した文書に対して学校が詳しく説明をするように要望しているのであって、PTAさんがどのようになさるとかにかかわらず、学校がちゃんと説明をするように要望していますので、よろしくおねがいします。
・2月末には、できる範囲でメールで回答が欲しい。
という内容を申し伝えました。
そして、2月末には校長よりメールをいただいた。順不同にメモると、
まず、要望書の(8)法務省人権擁護局が「人権問題に該当する」ということについては、大津地方法務局人権擁護課に確認をされたということだった。つまり、校長は、基本的人権である本人の自由意志を確認しないで入会とみなすことが人権問題に該当するという法務省の見解を確認したわけだ。
この件は非常に大きな意味を持つ。今後、従来のような自動入会を実施した場合は、校長(および○○小学校の教職員)は過失ではなく故意に人権問題を起こした=故意に人権を侵害した=故意に人権を蹂躙したという責めを免れないことになる。学校の長としても、教育者としても、そのような行為は許されない。
さて、全文掲載は現段階では割愛するが、要望書の内容は、先日の発言どおり「常識的で、ごもっともな内容」なので、全てその方向で(新旧役員さんとも)検討するというものだった。
字面だけを見れば、ほぼ満額回答にも思えるが、約束されたのは、その方向で検討することなので、結論が変わるかもしれないという一抹の不安がかき消せない。
校長とは一度あっただけで、信頼関係も何もない。どちらかというと、資料も説明もなくPTA入会&会費引き落としを是認/看過してきた側であるので、信頼するに足りる材料は当方には少ない。
しかし、お電話を頂戴したこと、その内容とメールの内容がほぼ同じ方向性であったことは男として二言はないということだったし、当たり前のことができていなかった大津市の教育界なので、評価はしたい。
また、「文書に説明がなかったから、文書で補足?ちゃんと説明してほしい」という一保護者の要望に対して、真っ正面から向き合ってくださり、応えてくださろうとしている姿勢も評価できる。
大津市の教育界も捨てたもんじゃない、少しでもマシになってきていると思いたい。なんといっても愛する我が子が通う学校だから。
気を抜かず、今後も注視していきたい。
給食費については、校長名で出された別紙があり、給食法に基づき・・・と説明がったが、その他の項目については何ら説明がなかった。
特にPTAに関しては、単に金銭問題だけに止まらず、入退会自由な任意加入の団体であるという説明もなく、本人の意思確認もなく、会費引落の承諾もとらず、学校に提出する「口座引落の書類」であるにもかかわらず、任意団体の会費を自動的に合算で徴収されるという、人権問題の累積のような事態と考えられ、先の要望書となった。既述記事はこちら学校に要望書を提出(後編) 。
学校長に直接校長室で手渡した時に、弊要望事項(1)~(7)については、「ごもっとも」「常識的な」と仰ってた校長より、正式にどのような返事がくるのか少々心配でもあった。
要望書提出後、約1週間後の2月26日午後6時前後に私の携帯に校長より連絡があった。
(敬称略、挨拶等の会話は割愛)
「(要望書の内容を)PTAの役員さんとも話したが、ご要望の内容はごもっともで、役員さんも本来的な方向でやっていこうと話している。また、新役員さんとも話さないといけない。
PTA会費だけでなく、他の費用についても説明がなかったというのはその通りで、それらについても説明文書を作るが、全てのことはご要望の2月28日までに間に合わない。」
という内容だった。ボクは、
・校長はPTAの顧問か参与でもあることから、PTAに関することを発信する前には、常識的な根回しみたいなことが必要であることは理解できる。
・しかし、重ねて申しあげるが、ボクは、学校が配布した文書に対して学校が詳しく説明をするように要望しているのであって、PTAさんがどのようになさるとかにかかわらず、学校がちゃんと説明をするように要望していますので、よろしくおねがいします。
・2月末には、できる範囲でメールで回答が欲しい。
という内容を申し伝えました。
そして、2月末には校長よりメールをいただいた。順不同にメモると、
まず、要望書の(8)法務省人権擁護局が「人権問題に該当する」ということについては、大津地方法務局人権擁護課に確認をされたということだった。つまり、校長は、基本的人権である本人の自由意志を確認しないで入会とみなすことが人権問題に該当するという法務省の見解を確認したわけだ。
この件は非常に大きな意味を持つ。今後、従来のような自動入会を実施した場合は、校長(および○○小学校の教職員)は過失ではなく故意に人権問題を起こした=故意に人権を侵害した=故意に人権を蹂躙したという責めを免れないことになる。学校の長としても、教育者としても、そのような行為は許されない。
さて、全文掲載は現段階では割愛するが、要望書の内容は、先日の発言どおり「常識的で、ごもっともな内容」なので、全てその方向で(新旧役員さんとも)検討するというものだった。
字面だけを見れば、ほぼ満額回答にも思えるが、約束されたのは、その方向で検討することなので、結論が変わるかもしれないという一抹の不安がかき消せない。
校長とは一度あっただけで、信頼関係も何もない。どちらかというと、資料も説明もなくPTA入会&会費引き落としを是認/看過してきた側であるので、信頼するに足りる材料は当方には少ない。
しかし、お電話を頂戴したこと、その内容とメールの内容がほぼ同じ方向性であったことは男として二言はないということだったし、当たり前のことができていなかった大津市の教育界なので、評価はしたい。
また、「文書に説明がなかったから、文書で補足?ちゃんと説明してほしい」という一保護者の要望に対して、真っ正面から向き合ってくださり、応えてくださろうとしている姿勢も評価できる。
大津市の教育界も捨てたもんじゃない、少しでもマシになってきていると思いたい。なんといっても愛する我が子が通う学校だから。
気を抜かず、今後も注視していきたい。
登録:
投稿 (Atom)