ボクが勉強させて頂いているブログに『PTA問題を元PTA会長が解説する』があります。
そのURLはhttp://blog.livedoor.jp/pta_iyaiya/
文科省に電凸された記事がアップされました。http://blog.livedoor.jp/pta_iyaiya/archives/35677500.html
個人情報を任意団体であるPTAに流さないでねと保護者から言われれば、学校は個人情報をPTAへといえども流せないというのが文科省の回答だったそうです。
PTAに入らないと入学前に決めている場合には使えそうな手法ですね。
少し心配なのは、文科省はPTAが任意加入(入退会自由)な任意団体であると、当然、回答するのですが、各学校がそのような認識に基づいて、入会前の説明責任を果たしたり、PTAに個人情報を本人の同意なしに流出させていないかなどと考えると、文科省の見解と自校の対応には大きなズレがあるように感じます。
さて、新入学の準備PTA編も、この記事で一応最終とするつもりです。
最後に、劇薬になるかもしれない方法をご紹介します。
それは、自分で第2PTAを設立することです。
PTAは任意団体です。任意団体というのは、任意に設立できるということです。憲法を引っ張りだしますと、憲法第21条は結社の自由を保障しています。日本国憲法に基づき法治されている場所であれば、結社(任意団体を作ること)は自由なのです。
既存のPTAに入らない場合は、PTAに対する非会員という立場になります。もし、ある学校に複数のPTAがあったらどうなるでしょう?
このことを考える格好の例かどうかわかりませんが、政党を例にとってみましょう。自民党、民主党、共産党、社民党、維新の会・・・など、日本は一党独裁ではありませんので、様々な政党があります。そして、それらの何処に投票するかは個人の自由です。
対して、各学校にあるPTAは一党独裁みたいな感じはしませんか?良いPTAなら問題ないのですが、違法PTAとなると迷惑を被る保護者が出てきます。
そこで、第2PTAを設立してみたとして、どうなるかという思考実験をしてみてください。
保護者の選択肢は
・既存PTAにだけ入会する
・第2PTAにだけ入会する
・両方に入会する
・どちらにも入らない
という4つの選択肢が生まれます。
第1PTAと第2PTAがあった場合、それぞれの団体は会員獲得競争をすることになります。
それが良いことがどうかは別にして、より多くの会員を獲得しようと思えば各団体はどのようなアピールをしていくことになるでしょう?
◆第1PTAの説明(*_*)
当会は、子どもの入学と同時に全ての保護者を強制的・自動的に会員とします。そして、一子一役は必ずやっていただきます。役員の「免除」はいかなる理由も認めません!当会に入らない保護者の子どもは集団登校(班)に入れません。当会のプリント類や記念品類も渡しません。また、当会が運動会等で建てたテントの非会員のご利用はご遠慮いただきます!!!尚、会費は年間10万円です。給食費と合算で自動引き落としをします。残高が不足された場合は、再徴収手数料を申し受けます。
に対して、
◆第2PTAの説明(^^)
当会にご入会されるもされないも保護者各個人のご自由です。ご入会されたとして、活動に積極的にご参加頂きたいと願っていますが、各家庭によってご事情は様々だと思います。ご自身やご家庭に無理のない範囲でご協力ください。当会活動のへの協力度合や、当会の会員か否かによって、お子様を区別したり差別したりすることはございません。尚、当会の会費は頂きません。プリント等に紙代やインク代など会の運営には幾ばくかの費用が必要となります。皆様のご浄財を賜りたくお願い申し上げます。
こんな風に比べてみると、PTAが複数あった場合は、強制やノルマなどが滑稽に思えるぐらいサービス合戦となるのではないでしょうか。
そんな思考実験を、ボクのIQ一桁台の頭でしてみた結果、各校に個人で第2PTAを設立するのは非常にタイヘン。なので、まずはWeb上に第2PTAを作ってみたらどうなるだろう・・・
強制・自動入会に対する蟻の一穴にもならないかもしれないけど、あれこれ考えても、ボクのIQ一桁台の脳味噌ではわからないので、難しいことは皆様に任せるとして、とりあへず作ってみよう!ブログに残せば、いつか誰かの役にたつかもしれないし。
そして、もし上手くいけば、子どもたちに違法PTAという負の遺産を残さないで済むかもしれない。
今の子どもたちに手を差し伸べるのも重要なことだと思うし、同じように、未来の子どもたちに何を残せるのかということにも取り組みたい。
そんな有志によって新たな任意団体がWeb上に設立されました。
N-PTA Web本部 http://npta2014.seesaa.net/
一度覗いてみてくださいm(__)m
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