2013年5月19日日曜日

非加入届を提出したら・・・

非加入届を提出したら・・・

非加入届を受け取ったという連絡があったことは以前の記事(非加入届を出した経緯-その2-の文末)で書いたが、その電話連絡は教頭先生より、平日の夕方に拙宅への電話だった。

ボクは自宅外で働いているので、病気や特別な理由がなければ、平日の夕方に自宅に居ることはない。ということで、教頭先生からの電話は妻が受けた。

「非加入届を受け取った。PTA会長に渡した。PTA会長が話したいという意向なので、貴個人情報である電話番号を教えていいか。」というような問い合わせであったそうだ。
妻は「主人から返事させます」と返答した。

後日、教頭先生に電話をした。「個人情報を任意団体に教えないでください。」と伝えたところ、教頭先生から「PTA会長が自分の電話番号を教えてもいいと言っています」と言われた。ボクは、「電話はお互いの時間を合わせないといけない。忙しいので、PTA会長が何か仰りたいことがあれば、お手紙をくださればいい。」と返答した。

PTA会長様は男性で、恐らく日々の職業をもっておられる方だと思う。ボクは日本社会の底辺を這いずり回っている身の上でもあるし、お互いの時間を合わせて電話だ面談だと、時間を合わせるのはお互いに難しいのではないだろうか。

手紙なら、子どもが毎日学校へ持ち帰りする「連絡袋」に入れてくれればいいし、お互いの読める時間に読めばいいので便利だと思う。何より、言った言わない、聞いた聞いてないなどの水掛け論がなくなり、時間の節約になる。文字はこの地球上で(たぶん)人類だけが持つ知的財産だ。
そして、お互いに、、、になった時の証拠にもなる。

ボクの個人的な推測だが、、、

全員加入、強制加入、自動加入、などの名称を問わず、初めての、もしくは、その存在を秘匿したいであろう非加入者・退会者が出現した時には、組織側はある程度の戸惑いや同調圧力を強めるのではないだろうか。

まずは、「お考えを詳しく聞きたい」「是非、直接会って話したいことがある」などと言ってくるかもしれない。そして、あの手この手で翻意を促すことも考えるだろう。脅したり?すかしたり?一定程度の説得を試みて、それでもダメなら法的根拠のないPTAに「入らない」と主張している大人を強制的に加入させることはできないので、組織側は諦めるしかない。

そうなった場合に、組織側が考えるのは、非会員の扱いをどうしたらいいかということだろう。
非会員が【のうのう】としていると、次々と非会員が増えて、会員数が減少し、組織率が低くなり、引いては組織の維持が困難になるのでないか=>ただでさえ、役員のなり手がなく、毎年毎年、次年度役員を決めるのに苦労し、一子一役や一人一役のノルマを達成していない≒事情があるかもしれない世帯から、引き受けてくれそうな人(PAT役員のなんたるかをよく知らない人も多い)を推薦制度などという名のもとに引っ張り出してこなくてはならない現状がさらに窮地に追いやられる・・・などと考えてもおかしくない。

実際に、(ネットでいろいろ検索していみたりしたことも含めると)、それまでPTAにあまり関心のなかった保護者がヒトタビ役員になった場合、右も左もわからないこともあってか、とりあえず前例を踏襲することから始め、何とか組織を維持しようとする防衛本能のような心理が働くらしい。

そうなると、目的が組織の維持優先となり、組織を構成する会員各個人の基本的人権や個人の尊厳が軽視され、○○●●個人にとってはトホホなことになってしまう○○●●

そんなふうに考えると、非会員の存在を隠匿するということが起こり得る。非会員はどちらかというとPTAにかかわりたくないと思っている人が多いだろうから、「私はPTAに入ってません!」と宣伝して回る人も少ないと思われる。組織としては、全員加入しているとして活動を進めたほうがいいと思うかもしれない。

また、任意加入の団体に、任意に加入しない人が出れば、それまで強制的・自動的に加入させられ会費を引き落とされてきた人々は、金銭面や労働面で不公平と感じることもあるかもしれない。

自分たちの会費で印刷されたプリントを、一円も負担していない非加入者に配られるの?それって不公平じゃない?ってな感じだ。このような感情が湧き起こるかもしれないことは理解できる。もともと、ボランティア精神があって自主的に入会した人でないからだ。

ボクは自主的にボランティア活動をしている。交通費、宿泊費、食費などすべて自腹で、現地の人々のために、もちろん無償で奉仕活動をする。時にはお土産と称してお菓子なども持参したりする。子どもたちにお土産のお菓子を配るときに、「君のお父さんあお母さんは、ボクの所属する団体の会員で会費を払ってくれてるのかな?えっ違うんだぁ。それじゃぁお菓子はあげられないね。」なぁ-んてことは一切ない。全員に配る。

もし、某PTAが災害を被った村にボランティアに赴いたとしよう。そこで寒くて凍えている親子に出会ったら、まず、なんて話しかけるんだろう。

「あなたはPTAの会員ですか?」

 そんな笑えない話を考えていたら、学校長とPTA会長からそれぞれ封筒に入ったお手紙を子どもが持ち帰った(平成25年4月24日)。

PTA会長の手紙は驚愕すべき”スカタン”なものだった。そう、脅迫といっていいかもしれないスカタンな内容を含んでいた!

(つづく)

0 件のコメント:

コメントを投稿